ベトナムの建設市場は2023年も引き続き成長を続けており、年間成長率は7~8%に達すると見込まれています。

ベトナム建設省の統計によると、2023年上半期の建設生産額は約2,976兆ドンとなり、2022年同期比で7.2%増加しました。

分野別では以下のとおりです。

  • 住宅建設:約1,231兆ドン(前年比7.7%増
  • その他の民間建設:約544兆ドン(前年比6.9%増
  • 産業施設および交通インフラ建設:約1,201兆ドン(前年比6.8%増

ベトナム建設市場の成長を支えている主な要因は、インフラ整備、住宅建設、産業施設への需要が引き続き拡大していることです。

インフラ整備分野

政府は現在、道路・交通網、都市インフラ、電力、水道などの公共インフラ整備に重点的な投資を進めています。これらの大型プロジェクトにより、建設資材、建設機械、施工サービスへの需要が大きく拡大しています。

住宅建設分野

ベトナムでは住宅需要が引き続き高く、特に大都市圏でその傾向が顕著です。分譲住宅、社会住宅、労働者向け住宅などの開発が継続的に進められており、建設関連市場の成長を後押ししています。

産業建設分野

ベトナムは外国直接投資(FDI)の有力な投資先として高い評価を受けています。海外企業による工業団地や生産拠点への投資が活発化しており、建設資材や設備、施工サービスへの需要がさらに拡大しています。

建設市場の持続的な成長を維持するためには、行政機関と民間企業が連携し、総合的な施策を推進していくことが重要です。

行政機関は、引き続きインフラ整備への投資を拡大するとともに、国内外の投資家が建設事業へ参入しやすい環境を整備する必要があります。また、建設品質の管理・監督を強化し、人々の安全と資産を守る取り組みも重要です。

企業においては、競争力の強化、技術革新の推進、製品・サービス品質の向上を図り、市場の高度化するニーズに柔軟に対応していくことが求められます。